ストーリー


  • 幼少の頃を過ごした雪深い街を十年ぶりに訪れた伊崎春樹。

    幼馴染の鈴と街を散歩していると、ゆきと名乗る少女と出会う。


    「あなたのお名前は?」
    「俺の名前? ――春樹。伊崎春樹」
    「春樹くん?」


    止まっていた時計が動き出す。

    冷たい雪が温かい涙で溶けてゆく