ストーリー
あの切なく、悲しい別れから半年経った夏。
春樹の元に、メールや電話で連絡を取るようになった幼馴染の鈴から街に来ないかと誘いの連絡が来る。
半年前の悲しい記憶がある春樹はあまり気が進まない話であった。
だが、自分の中にある気持ちに整理をつけるため、誘いに乗る事にした。
街に着いた春樹は、半年前の事を思い出していた。
そこへ、半年前に来た時と同じ鈴の声が聞こえてきた。
「はる〜〜!! どうしたよ、元気ないぞ!!
もう、せっかく鈴ちゃんと一緒に過ごせるんだから、
もっと嬉しそうな顔しなさいよ!」
春樹は他愛無い雑談をしながら鈴と一緒に家に向かう。
鈴の家に着いた二人の前に、見覚えのある女の子の後ろ姿が映った。
その女の子は二人の姿に気づくと輝くような笑顔で言った。
『ただいま!!』